なんとも公平じゃない困った法律。
経営者は自分達が生き延びるため法律事務所に依頼して、裁判所に民事再生の申し立てをする。あとは再生手続きが決定されるだけというシンプルなもの。余程の悪事がバレ無い限り、まずは生き残れる。
株主でもある従業員としては、堂々と労働基準法違反(休業日の闇出勤命令)をしてきたような経営者は、経営から退出して欲しいのだが、この法律はそこのチェックが無い。
会社が依頼した弁護士から、「我々は依頼者である経営者の味方であることを従業員の皆さんは心得ておくように」と念押しをされているし。これで経営者の法令違反等を騒ぎ立てると、間違いなく全て搾取され葬られてお終い。
要は経営者と争い事があるときは、代理人である弁護士を立てて裁判で争うことを念頭に置かねばならない。時間と費用は掛かるし、係争中に出勤するのは針のむしろで精神的にも無理。
これじゃもうやる気ゼロになるのが普通です。
民事再生する場合は、従業員側の代理人である弁護士を、会社もしくは従業員で雇用して、役員と対等な話し合いが出来るようにすることを要件に加える必要があると思う。