会社法で最も規制が緩やかなのが非公開の中小企業!
身内企業でなくても身内のようになります。株式の譲渡承認を要するということが非公開会社だから。
固い絆の閉ざされた仲良しクラブ。和を重んずる日本的な上下関係を築いているのでしょう。
何をするにも一緒で特に強い結束はゴルフとお酒。
取締役会、会計参与、監査役は身内と仲良しクラブで固めている。だから監査は機能不全。でも、それが非公開会社というものですから文句は言えません。
株主総会で異議を唱えればいいじゃないの?と思うのは甘いです。後のことを思うと、そんなこと出来る株主従業員はいませんし、個人の保有株式数では敵うはずもありません。
取締役会が設置されているので、所有と経営が分離されているはずなのですが、経営者の任務懈怠?で裁判に負けて経営状態が悪化しても、経営責任は取らずに民事再生で生き残ったのです。株主のリスクは実行されて株式がゼロになりましたが。
取締役がよく言っていた言葉は、
- 従業員のため
- カラ雑巾を絞れ
- 死ぬ気で仕事をやれ
- 時間がないなら寝ずに働けばいい
でも、これで経営状態は改善しなかったのだ。責任を従業員に押しつけただけのお言葉です。