党・軍・人民の、最高指導者となった金正恩の支配体制は整ってきたが相変わらず経済的苦境に立たされたままである。
指導者として権力を安定維持するために、アメリカ、日本などと真正面から交渉し、経済制裁解除や大きな経済支援を取りつけたいと考えているはず。
また、大国と対等に交渉するため、核開発やロケット打ち上げを見せつけて嘗められないように威嚇しているのが現状。
これらの分かりやすい行動は、どう考えても交渉準備OKサインである。
しかし、これだけ大がかりな準備をするということは、相当の瀬戸際に立たされている証拠でもある。交渉タイミングを間違うと暴走化してしまい、拉致問題が解決不能にもなりかねない。
まず、日本がやるべきことは、
- 日朝間の局長級協議など、信用ある国家間の一元外交を行う。
- 拉致問題が解決すれば、和平のための経済援助を約束し刑事責任は問わない。
- 協議・会談はメディアで世界に向けて発信する。
上記3点ですね。
小泉政権が行った騙し合い交渉で分かったことは、残りの解決は出来なくなったということです。解決した一部の人も、本心から喜べないでしょう。これは新たな悲劇の始まりです。
野田政権では、
金正恩は国家の命運をかけて、日本と大きな取引をしようとしていたと思われるタイミングで、外務省との打ち合わせ無しで別ルートから、しかも昔、下僕であった料理人に、親書を持たせて会わす作戦は疑問です。
北挑戦側が、料理人を使者として迎えたいというアクションがあったならまだしも。 当事者の主従関係もこれで悪くなったのじゃないかなあ。結局、入国拒否されたのだから。
ありとあらゆるチャネルの中から、ベストチャネルを使うのはいいけど、何でも使うのは御法度。なぜ、当時の拉致問題担当大臣は、冷静に想像できなかったのでしょうか?
このことに対して何も言えない、横田さんの心中をご察し致します。
安部総裁は、国民に対して絶対に解決するという気概を見せるべきですね。