前回のつづきは、
- 要素のコピー方法
- 尺度の設定方法
- 印刷範囲を設定する方法
要素のコピー方法
下記ヘルプによると、「ホーム」メニューにある「作図」グループの「移動」コマンドの「コピー」ボタンをクリックとあります。しかし私には「コピー」ボタンが探せませんでした。(;´д`)トホホ…
でも本当に存在するの?
従って、下記赤枠で囲った内容をやるのみ。「移動」コマンドをクリック後、コピーしたい要素を指定するときCTRキーを押さえながら行う。
尺度の設定方法
まず「表示」メニューの「シートの表示」グループで「2次元モデル」をクリックして画面下部にあるタブを「2D Model」にする。そこで図面作成して尺度設定するようだ。「作業」タブでの尺度設定方法は分からない。てか、「作業」って何の作業が出来るのだろうか。
次に、
下図左上赤丸の「アプリケーション」アイコンをクリックしてメニューを開く。そこで「図面領域の設定」をクリック。
すると、
下図の「図面領域の設定」ダイアログが出る。
ステップ1で図面枠のサイズを選定して、ステップ2で念願の尺度を設定する。例えば、尺度1/10にしたいのなら「尺度」ボックスに「10」を入力する。つまり、図枠の大きさを10倍にするということ。てなわけで相対的に図面内容が1/10になるということ。
あとはステップ3で「参照」ボタンをクリックして「ファイルを開く」ダイアログが出るので下記指定の図面を開く。
C:\Program Files (x86)\Solid Edge 2D Drafting ST5\Sample Blocks\TitleBlocks.dft
そして、「ブロックを配置する」にチェックを入れてステップ1で選択した図面サイズと同じサイズを選択し「OK」ボタンをクリックして完了。
印刷範囲を設定する方法
なぜか「作業」シートではA4サイズしか用紙にフィットしてくれない。他のサイズで印刷プレビューすると用紙周囲の余白があり過ぎるし調整も出来ない。
だから、「2D Model」タブで行う。
画面左上の「アプリケーション」アイコンをクリックしてメニューを開く。そこで「印刷」をクリック。
下図「印刷」ダイアログが出るので「領域を印刷」にチェックして「OK」ボタンをクリック。あとは、画面でお好みの範囲にすることで余白を調節できる。
このCADも使うのが面倒過ぎてこれ以上は無理っぽい。
最大の使えない点はブロック機能だ。市販CADのようなパーツ機能が無いので、数多くの部品を同一箇所に重ねて設計できるようになっていない。
例えば、市販CADのパーツ登録の代わりとしてブロック登録を利用した場合、ブロック登録したA部品の形状を編集するときまずA部品をアクティブにします。そのときに同じ位置に重なっている他の数多くの部品も表示されていないとA部品と他の部品の取付部やぶつからないようにするためのニゲなどを検討出来ないではないか。
しかし、このCADは重なっている部品の一つを編集するためにアクティブにすると、アクティブになった部品しか表示しなくなる。しかも、よく落ちるからデーター管理上もNG。
もしかしてこのCADは製図レベルの図面にしか使えないようにしているのかも分からない。
この点、DraftSightは一つの部品をアクティブにするとグレー画面になって分かりやすいし、他の要素の表示が消えないので設計に使えるような気がする。ただし、まだ期待はあまりしない方がいいとは思うが。
てなわけで、Solid Edge Free 2Dはこれで多分お終いかな。
多分、つづかない。(´Д⊂ モウダメポ