いろんな記事によるとどちらも、近年希なほど、とびっきり優秀な大衆車のようです。それでは、比較するために駆動方式は同じFFとし、装備が近い下記タイプを選定。
まずは、デザイン。
up!の場合はあらゆる層がターゲットなので基本はコンサバですが、新種っぽくうまくまとめています。
N-ONEは、車が生活必需品である地方の層がメインとなるからか垢抜けしてません。相変わらず軽自動車の安っぽさが致命的です。ただ、救いはホンダの特徴ある顔つきになっていることですね。
- Volkswagen up! 4ドア トルネードレッド(真ん中のグレード)
- HONDA N-ONE Premium Tourer・Lパッケージ ターボ仕様(FFの最高グレード)
2トーンカラースタイル(ミラノレッド&ブラック)※57,750円高
デザインの次はスペックです。緑色マーカー部は相手よりも優位なところで、黄色マーカー部はもう驚きです。
主要諸元表
|
Volkswagen up! |
HONDA N-ONE |
車両本体価格(税込み) |
¥1,680,000 |
¥1,530,000 |
駆動方式 |
FF |
FF |
|
5速ASG |
CVT パドルシフト7速 |
全長(mm) |
3,545 |
3,395 |
全幅(mm) |
1,650 |
1,475 |
全高(mm) |
1,495 |
1,610 |
ホイールベース(mm) |
2,420 |
2.520 |
トレッド前/後(mm) |
1,415/1,410 |
1.295/1.295 |
車両重量(kg) |
900 |
860 |
最小回転半径(m) |
4.6 |
4.5 |
燃料消費率 (km/L) |
23.1 |
23.2 |
エンジン種類 |
直列3気筒DOHC4バルブ |
直列3気筒DOHC4バルブ |
総排気量(cc) |
999 |
658+ターボ |
最高出力(kW[PS]/rpm) |
55(75)/6,200 |
47[64]/6,000 |
最大トルク(N・m/rpm) |
95/3,000‐4,300 |
104/2,600 |
燃料タンク容量(L) |
35 |
35 |
使用燃料 |
無鉛プレミアム |
無鉛レギュラー |
主要装備表
低速域追突回避ブレーキ |
○ |
- |
挙動安定化制御システム |
ESP |
VSA |
ABS+EBD |
○ |
○ |
フロントスタビライザー |
○ |
○ |
運転席/助手席エアバッグ |
○ |
○ |
ハロゲンヘッドライト |
○ |
○ |
クルーズコントロール |
- |
○ |
マルチファンクションメーター |
- |
○ |
というわけで、
このスペックによると、デザインと車格(普通と軽)以外は互角です。
Volkswagen up!は、軽自動車並の燃費と取り回し易さがあり、HONDA N-ONEは、普通車並みの快適性と装備があり、その上両車とも国産車のカテゴリーを超えた安全性を備えているのが特徴。購入動機である乗ってみたいと思わせる車に仕上がっているところが凄い。
使い方としては、
Volkswagen up!は、これ1台でオールマイティにこなせるメインカー。
HONDA N-ONEは、家族で使うセカンドカー。でも、ホンダマニアにとっては集めておきたい一台でしょう。
おまけ
ここまで出来れば、complete!の領域。